メタボリズムの未来都市展

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50年前の日本に、未来の都市像を夢見た建築家たちがいた。



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今、六本木ヒルズ森タワーの53階で

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「メタボリズムの未来都市展」を開催中。

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「メタボリズム」とは、何ぞや?
生物学用語で「新陳代謝」を意味するとか。
巨匠・丹下健三に影響を受けた、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦らの建築家たちが中心となって始めた建築運動は、戦争に敗れた日本が復興し高度経済成長期へと移行した時代と重なった。

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生き物のように姿を変えて増殖し続ける建築と都市の姿。
半世紀前の日本の建築家たちは、どんな未来の都市像を思い描いていたのだろうか?

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東京湾を横断してどんどん伸びていく海上都市の発想に、目を見張った。

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メンバーの一人、菊竹清訓は、江戸東京博物館や数々の名建築を残し、去年の暮れに亡くなった。

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日本の建築界に君臨した丹下健三の傑作「国立代々木屋内総合競技場」は、毎日見ても見飽きることがない。
今展覧会では、建築当時の工事の映像や構造を詳しく見ることができる。

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そして、「世界のタンゲ」の葬儀も営まれた目白の東京カテドラル教会。
丹下の設計で1964年に完成した鉄筋コンクリート造のユニークな教会は、
今もその一大十字架を大空に向かって煌めかせている。

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戦争で荒廃した東京は、見事に復興を果たした。
先人たちの発想力の豊かさに度肝を抜かれた展覧会で、日本人として未来を生きるための希望を見い出した。

「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」

東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階 森美術館
会期:2011年9月17日(土)~2012年1月15日(日)
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
営業:10:00-22:00(火曜のみ17:00まで)
休み:会期中無休
料金:一般1,500円
by kirafune | 2012-01-12 23:43 | 展覧会 | Trackback | Comments(23)
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Commented by WWMC at 2012-01-13 08:25
トリックアートのような一枚目に瞠目しました。
小学校低学年でLEGOに夢中になり将来は建築家になる、って
言うてたなあ、とふと思い出しました。最後の2枚の光の使い方が
とても素晴らしいな。shu
Commented at 2012-01-13 08:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 寅次郎 at 2012-01-13 10:57 x
目白の東京カテドラル教会は丹下健三氏の設計ですか。
とても1964年の完成とは思えません。
「メタボリズムの未来都市展」。
フーテンの寅さんが観たらどんな感想を漏らすでしょう。
Commented by mint at 2012-01-13 17:39 x
こんにちはぁ^^
面白そうな展覧会ですね!
建造物って見るの結構好きなので、ちょっと見てみたいなぁ。
あの代々木競技場も、丹下健三氏だったとは
恥ずかしながら知りませんでした^^;
教会も、とても1964年に建てられたと思えない斬新なデザインに驚きです。
こうゆう建築を設計される方々の頭の中では
どう考えたら、2000年代になって見ても
色褪せる事無くそこにある事になんの違和感もない
建造物を建てられるのか・・・
凄い人達だったのだと改めて思いますね^^
東京湾の海上都市構想、こんな事が現実になったらと思うと
ちょっと怖いような気がしないでもありません(笑)
Commented by foto_k at 2012-01-13 19:28
雲母舟さん、こんばんは。

メタボリズムの未来都市展、めっちゃ行きたかったんです。
関西でもこういった展覧会を開催して欲しいのですけどね。
いつも「東京が羨ましいな」って。

基本的に自然風景を撮るのが大好物。
ファインダー越しに眺める建造物もご馳走に見えることが多々ございますです。
たまらず出掛けるのが「神戸」なんですけどねー^^

いつも思うのですが、デザイナーの意思を見事に表してくれる建築現場の方々がもっと凄いと思うのですが…
如何でしょ(^^)

Commented by desire_san at 2012-01-13 22:27
メタボリズムの未来都市展は私も見ました。メタボリズムの思想は理解できたように思いました。ただ個人的にはメタボリズムの運動をけん引した丹下健三氏や黒川紀章氏の建築作品も好きではありません。
丹下健三氏の設計した建物は権力を誇示しているように感し、代表作といわれる東京カテドラル聖マリア大聖堂は、イエス・キリストや聖母マリアが生きていたら、絶対に近づこうともしない建物のように感じてしまいます。東京都庁舎も黒川紀章氏の国立新美術館の建物も正直外見の良さは分かりませんし。この人たちの建物に共通していると感じるのは、周囲の建物の存在を無視して、その建物だけが尊大に建っているように思えることです。
Commented by desire_san at 2012-01-13 22:28
イタリアの古い町はルネサンス様式などで統一されていて非常に美しく
ペテルブルグもの旧市街に景観を壊す建物がひとつもありません。イスタンブールも、モスクなど変わった建物が多く、東洋と西洋が混在したような町ですが、雰囲気を壊すような建物は一つもなく、妙に調和していて落着ける町です。
日本に至っては、京都は古いお寺はたくさんありますが、昔の街並みが残っているのはごくわずかで、町全体には古都とは場違いの建物がたくさんあります。奈良も奈良公園の近くに場違いの県庁ビルがあったり大阪のベットタウン化して住宅ビルが乱立していて、古都の雰囲気のあるのはお寺の中だけです。
京都や奈良は貴重な美しい寺院や庭園のある貴重な世界遺産なのでメタボリズムの未来都市を考える前に、伝統的な美しい街並みをもっと残してほしかったと思います。
勝手に私の意見を書き込んですみません。お気に召さなかったら削除してください。なお、私の写真にコメントをいただき、ありがとうござ゜いました。
Commented at 2012-01-13 23:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by うえっち at 2012-01-14 01:54 x
海上都市、凄いですね!
東京を、こういった建築物を見て回るのも楽しそうですね♪

私の未来は、メタボリックが心配です(^^;)笑
Commented by Reckless.p at 2012-01-14 08:46 x
自分の中で、夢をきちんと描くことができ、信じて進んだからこそ、多くの作品を残すことができたんでしょうね。
阪神淡路大震災のとき、名作でなくとも、ビルが新たに一つできただけでも、少しずつ復興して行くのだと思ったものです。
彼等の作品を見て、多くの人が希望を持つことができたんでしょうね^`
調べてみたら、神戸にもありなました。 今度じっくり見てみます♪
Commented by しなこじ at 2012-01-14 09:50 x
東京の街を高いところから眺めるのがすごく好きです。
海上都市魅力ですね、想像しただけでわくわくします。
子供のころ見た未来絵を思い出すような光景や建築物に出会うこともあります。
そのころからはもう完全にな未来ですよね(笑)
想像が現実になっているのはすごいです!
Commented by おつきさま at 2012-01-14 12:55 x
雲母舟さん、こんにちは。
メタボリズムの未来都市展、年末に私も見てきました。
今見ても未来的に感じてしまう街やデザインが遥か昔に作られていたというのが驚きでしたね。
中銀カプセルタワーや代々木第一体育館のように実現した建物や、作られなかった建物の構想を見るのも面白かったですが、個人的には大阪万博の展示が懐かしかったです(笑・年がばれる)
Commented by kirafune at 2012-01-14 16:43
♪shuさん

一枚目は展覧会のポスターの前を
軽やかに若い女性が通り過ぎたので、
面白いと思い、パシャリでした。
shuさんも子ども時代、
LEGOに夢中だったのですね~。
私も幼い頃の息子に買い与えました。
今春から建築学の方に進学します。
シメシメ^^
楽しい家を建ててほしいな~♪
Commented by kirafune at 2012-01-14 16:44
♪鍵コメさん

どうも、どうもです。
大丈夫ですよ~。
あまり気になさらずに。
気楽にいきましょう^^
Commented by kirafune at 2012-01-14 16:55
♪mintさん

こんにちは!
そうなのです。
面白い展覧会でした。
建造物を見るのが私も好きです。
建築家の頭の中は本当にどうなっているのでしょうね。
頭の中をぱかんと割ってみたら、斬新な建物群が
た~くさん出てきたりして。
東京湾の海上都市構想は、大震災後の今となっては、
実現していなくて、よかったような気もします^^
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:02
♪foto_kさん

こんばんは^^
Kさんも建築を見るの、お好きなのですね。
東京には、沢山の面白い建物がありますよ~。
大ご馳走のてんこ盛りでございます。
港町・神戸もよさそうですねー^^
展覧会では、動画で、
代々木屋内総合競技場を造っている当時の
建築現場とそこに携わる方々が紹介されるのですが、
高い所の作業で、高所恐怖症の人なら、恐らく
震えあがってしまうような、凄い現場でした。
建築現場で命がけの作業をする男達、かっこよかったです^^
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:08
♪desire_sanさん

世界中の様々な都市をご覧になってこられている
desire_sanさんのご意見、貴重です。
50年前の建築家たちの頭脳の中身が
具体的な形となって、半世紀後の我々の目の前に提示された今回の展覧会。
そのスケールの大きさに、私は度肝を抜かれてしまいました。
展覧会場で、ずっと口が開きっぱなしでした。
貴重なご意見、大変勉強になりました^^
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:10
♪鍵コメさん

涙。
感謝。
いい人だなあ~と、親近感覚えました^^
今後ともよろしくです。
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:12
♪うえっちさん

あはは、うえっちさん。
誰か、突っ込んでくれないかなあと。
「メタボリック」といったら、現代なら
「シンドローム」と続きますよね~^^
お互い、体には気をつけて、長生きしましょう!
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:21
♪Reckless.pさん

自分の頭の中の夢が現実に!
必ず実現するんだと信じていないと、
一見不可能と思えることを可能にするのは難しいです。
建築家は亡くなっても、建物は生き続けている。
彼らの夢が生き続けている。
凄いことだなあとロマンを感じます。
Reckless.pさんは阪神淡路大震災を経験されているのですね。
私の神戸の叔母の実家も、あの地震で全壊しました。
でも、叔母は今も明るく、元気です。
名作でなくとも、瓦礫の山だった土地に
新しい建造物が建つこと、心が震えますね。
東北の町や村もきっと復興してくれると
信じています。
神戸にも、メタボリズムの建築がありましたか。
また、リポートされてください。
楽しみにしています♪
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:25
♪しなこじさん

東京の街を高いところから眺めるの、私も好きです。
海上都市は構想だけで、実現しませんでしたが、
メタボリズムの考え方に則った建築で
現実に建って、今も使われている建物が沢山あります。
想像が現実になるって、本当に凄いことですね!
ほれぼれしました。
Commented by kirafune at 2012-01-14 17:33
♪おつきさま

大阪万博におつきさまは行かれたのですね~。
昨夜、「オールウェイズ 三丁目の夕日」を
テレビで観ましたが、あの頃の日本人て
なんだか愛おしい気がしました。
今も夕日はきれいですが、それを眺める側は
ちょっと元気がないような・・・。
これから、日本の都市はどんなふうに姿を変えていくのでしょう?
未来を思い描くエネルギーを持ち合わせていたいものです。
Commented by kirafune at 2012-01-15 07:19
♪寅次郎さん

目白の東京カテドラル教会は丹下健三氏の設計でした。
晴れた日に行くと、きらりんと建物が光っています。
未だに大勢の方が見学に来られていました。
とても半世紀近く前に建てられたとは思えません。
時代のだいぶ先を行っていたのでしょうね。
この展覧会を、フーテンの寅さんが観たら、
「おったまげたぜ」と言うに決まっています^^
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