安曇野ロマン 「碌山美術館」

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尖塔の不死鳥が天に向かい、「永遠」を謳っていた。



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学生時代からの憧れの地、安曇野の碌山美術館を訪れた。

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穂高出身の荻原守衛(碌山)は、日本近代彫刻の扉を開いた彫刻家。
文展に出品した「労働者」は、作品に満足できなかった碌山が自らの手で腕と足を切断した。

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外壁に焼きレンガを積み上げた西欧教会風の建物「碌山館」に入ってみよう。

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パリで学んだロダンからの影響を色濃く受けたのか、力強い「坑夫」は未来を見つめていた。

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銀座中村屋の創業者・相馬愛蔵の夫人である良(黒光)がモデルといわれる「女」。
額から爪先に至る、流れるような螺旋構造が、見る者を惹きつける。

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碌山は憧れの女性・相馬良(黒光)との精神的愛染に苦しんだという。

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作品「女」を完成させた数か月後、碌山は新宿中村屋で喀血し、30歳の若さでこの世を去った。

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碌山館入口の壁には、LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY(愛こそ芸術、相克が美)の文字が刻まれている。

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人生を賭して西洋彫刻を日本の地に植えつけた碌山の想いは、今も安曇野の地にあった。

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館の尖塔で天を仰ぐ不死鳥とともに。

(撮影8月18日)

碌山美術館
長野県安曇野市穂高5095-1
電話:0263-82-2094
営業:AM9:00~PM5:10(3月~10月)/~PM4:10(11月~2月)
休み:11月~4月の月曜日と祝祭日の翌日、12月21日~12月31日
料金:大人 700円
交通:大糸線「穂高」駅下車徒歩7分

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by kirafune | 2014-08-30 11:03 | 京都 | Trackback | Comments(20)
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Commented by ei5184 at 2014-08-30 11:27
懐かしい景色を万水川水車小屋に続いて拝見しました。
カナディアンカヌーを車の屋根に載せて、
三日間小学6年の子どもと一緒に安曇野界隈を走り回りました(笑)
勿論此処へも訪ねていますよ。未だ続きがありますでしょうか?
Commented by suzu-clair at 2014-08-30 18:45
建物もとても雰囲気がありますね。

彫刻のことは詳しくないのですが、
ロダンを思わせる彫刻、
すごく影響を受けたのでしょうね。
「女」という作品、
なんだか、
縛られているような手といい、
言いようのない苦悩や内に秘めた激しい感情のようなものを感じました。
碌山の、黒光への強い愛を感じて、
激しく生きた人なんだろうな・・・
なんて想像しました。

「相克こそ美」
最初、この言葉の意味がすぐには飲み込めませんでしたが、
そんな、一人の女性への愛が碌山の作品作りのなかにあると思って作品を見ると、
なんとなく少しわかるような・・・

実際にご覧になると、
すごくパワーというか、
こちらに投げかけてくるものがとてもある美術館なのかな?
なんて思いました☆

美しい自然の中にたたずむ、
素敵な美術館ですね☆
Commented by dejikaji at 2014-08-30 19:50
kirafuneさん、こんばんはです。
芸術の事はサッパリ分かりませんが、
この蔦に覆われた建物はそそられちゃいますね~♪
1枚目の仕上げはお見事です!!!
Commented by deepseasons at 2014-08-31 18:27
こんばんは~
まるで、北欧の短い夏に訪れた教会のようですね。
当然、行った事がないので、単なるイメージですがそのように感じました。
Commented by WWMC at 2014-08-31 20:41
うむ...このような思い入れとともに訪れる
避暑地の小さな美術館。素晴らしく絵になってます。
造詣の深さにも今更ながらですが感服です。

そういえば私も学生時代にここを一人で訪れたことがあるな...
と遠い目
Commented by kirafune at 2014-08-31 21:57
♪eiさん

小学6年生といったら、多感な時。
安曇野での思い出がきっとお子さんの胸に深く刻まれたことでしょう。
人生、山あり谷あり。
苦しいとき、つらいとき、自分の中の楽しかった思い出や美しい風景などを思い浮かべては、心を落ち着かせることがままあります。
ご子息にとっても、カナディアンカヌーと安曇野の美しい思い出がきっと心の支えになっていると、想像されます。

安曇野の続きはなく、次は白馬に移ります。
またよかったら、お楽しみください。
Commented by kirafune at 2014-08-31 22:06
♪すずさん

黒光の子供たちが最初に碌山の「女」という作品を見た時
「あ、お母さんだ!」と言ったそうです。
黒光は碌山が亡くなったとき、号泣したとか。
二人の関係がどんなものだったのか、
本当のところはわかりませんが、
この「女」という作品を見る限り、碌山の黒光に対する
深い愛情と複雑な想いを感じずにはいられません。
本当に、すずさんのおっしゃるとおり、
命を懸けて作り上げた芸術作品のもつパワーに
魂の打ち震えるような感動を覚えた次第です。
この碌山美術館の尖塔には、不死鳥がよく似合っていました。
Commented by kirafune at 2014-08-31 22:09
♪dejikaji さん

こんばんは!
蔦のからまる教会風の建物が
安曇野の自然の中で美しく調和していました。
1枚目、ありがとうございます。
いろいろ試してみたいです。
Commented by kirafune at 2014-08-31 22:11
♪deepさん

北欧の短い夏というイメージが
すこぶる爽やかに感じます。
私も行ったことがありませんが、
シンプルな中にもデザインの優れた
北欧のインテリアなどを想起しました。
ありがとうございます^^
Commented by kirafune at 2014-08-31 22:14
♪shuさん

shuさんも以前にこちらへ行かれたことあるのですね~。
私はずっと前から憧れの場所だったので、
今回訪れることができて、感激でした。
小さな美術館ですが、安曇野のシンボルとして
今も輝いていましたよ。
Commented by arak_okano at 2014-09-01 18:23
アラック、彫刻は更に分からないせかいですが、確かに行きましたよ、この蔦の建物、バグースです。なんで一枚も写真を撮らなかったんだろうね。当時は悲しい人生だったんだな。
Commented by chisa_pie at 2014-09-01 18:33 x
雲母舟さん
こんにちは!
碌山美術館、懐かしいです!
子供たちがまだ小学生のころに家族で
行きました。
碌山の美術館がまるで絵画のように
切り取られて、素晴らしく、
碌山の彫刻とともに、素敵な作品群を
楽しませていただきました。
最後のお写真もメルヘンのようで
、こんな季節にも又行ってみたくなりました♪
Commented by borderlines at 2014-09-01 20:59
1枚目がなんともカッコイイ!
「坑夫」はロダンの影響が強い作風ですね。ぱっと見た瞬間にロダン
の作かと思うほど。
それにしても昔の芸術家は短命な人が多いですね。生命のエネ
ルギーを作品につぎ込んでしまうのでしょうか。(^^;)
Commented by kirafune at 2014-09-01 22:39
♪アラックさん

今がお幸せなら、言うことなしです^^
私もまさか自分が写真を撮るとは
思いもよりませんでした。
不思議ですね^^
Commented by kirafune at 2014-09-01 22:42
♪chisa_pieさん

こんばんは!
chisa_pieさんもお子様たちと一緒に行かれましたか。
うちの娘も将来、大人になったら、
安曇野に行ったなあと思い出してくれるでしょうか。
碌山美術館、永年憧れていただけに
夢のような空間に見えました^^
Commented by kirafune at 2014-09-01 22:47
♪魔術師さん

碌山はパリでロダンから直に彫刻を学んだようです。
ロダンの作品を目の当たりにして強い衝撃を感じた碌山は
ロダンの影響を色濃く受けたのでしょうね。
ブログにも掲載した作品「女」を完成後、すぐ亡くなってしまうなんて、本当に命を削って、作品を仕上げたことが想像されます。
ドラマティックな凝縮された人生に、熱い拍手を送りたくなりました。
Commented by 寅次郎 at 2014-09-02 11:07 x
雲母舟さん、相変わらず行動範囲が広いですね。
そのバイタリティーにいつも圧倒されています。
撮影日は8月18日とか。二枚目の写真に信州の香りを感じます。
寅次郎も元気で暮らしておりますので、また時折お邪魔します。
Commented by kirafune at 2014-09-02 22:49
♪寅次郎さ~ん

こんばんは!
お元気そうで、よかったです^^
寅次郎さんのブログがなくなってしまって、さみし~い。
でも、拙ブログをおたずねくださり、とってもうれしいです。
いつでもまた遊びにいらしてくださいね。
Commented by しなこじ at 2014-09-03 12:18 x
碌山美術館懐かしいです! ずい分昔ですが親しい友人と3人で
訪れた事があります、建物も印象深かったです。
安曇野は魅力的ですね、ガラス工房に寄り始めて目の前で作る様子をみて
感激したのを覚えています。
碌山美術館とガラス工房を懐かしく思い出しました。
素敵な写真でまた行ってみたくなりました。
Commented by kirafune at 2014-09-03 21:49
♪しなこじさん

碌山館の建物は周囲の雰囲気に不思議と溶け込んで
とても素敵な場所だと感じました。
しなこじさんもやはり、行かれていましたか。
白馬にもガラス工房があって、今回、
トンボ玉を作ったり、ネックレスやブレスレットを
作ったりしました。
トンボ玉を見て、私はしなこじさんを思い出しました。
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