人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

雲母(KIRA)の舟に乗って

東京と京都の街角でキラッと光る揺らぎの瞬間を拾った写真&エッセイのブログです♪


by 雲母舟

寺町さんぽ「芸艸堂」

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_2357346.jpg
寺町さんぽはポストモダンの香りがする。

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ




寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_23582612.jpg
京都・寺町通りに本店を構える芸艸堂(うんそうどう)さんは明治24(1891)年の創業。
日本で唯一、手摺木版和装本を刊行する出版社だ。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_23584052.jpg
冒頭の 『狗児』といい、この『吉野』といい、日本の画家・神坂雪佳の作品はどこかユーモラスで京都人らしい美的な作風を端的に表している。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_23585390.jpg
これも雪佳の作品。
かごの向こうの白鷺に焦点があっているところなど、写真のようでもある。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_23591611.jpg
こちらの雪佳『八橋』は、エルメス発行のカタログ誌「ル・モンド・エルメス」の表紙にも採用された。
エルメスさん、お目が高い。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_23592928.jpg
木版摺技法による美術出版社として、京都で創業した「芸艸堂」さんの「芸艸」とは、ミカン科の多年草のことで、富岡鉄斎から、「芸艸は香りくさ」という書を拝受したことから名づけられたという。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_03335.png
京都生まれの木版画家といえば、加藤晃秀さんの作品も独特のタッチの“粋画”で大好き。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_03541.png
芸艸堂京都本店さんの通販で、画集を買ってしまった。
眺めているだけで、幸せな気分になれる。

寺町さんぽ「芸艸堂」_a0169902_041671.jpg
加藤さんのモダンな作風は、きっと京都という町が育んだのに違いない。

芸艸堂 京都本店
京都市中京区寺町通二条南入妙満寺前町459番地
電話:075-231-3613
営業:9:00~17:30
休み:土・日・祝祭日
交通:地下鉄東西線「京都市役所駅前」より徒歩5分

★雲母舟からのお願い
ランキングに参加してます。
お気に召したら、クリックしてね♪
    ↓ ↓
にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
Commented by kwc_photo at 2015-01-16 00:39
芸艸堂さん、シブイですね~!
手摺り木版の味わい、何とも深いです。
エルメスさんの表紙にもなったのですね。
ジャポニズム、あちらにも受け入れられる美しさなのだと
改めて認識です(^-^)
Commented by ei5184 at 2015-01-16 05:21
先にご案内頂いた版画よりも、私はこちらの方が好みです。
良くご存知ですね~ 流石は京都通!
一番すきな作家は「棟方志功」です。 
一枚だけですが大事に壁に掛けています(笑)
Commented by arak_okano at 2015-01-16 07:03
新しい京都巡りの紹介を有り難うございます。これは画集を買ってしまいますよ、家に居ながら何時も京都気分にバグースです。
Commented by suzu-clair at 2015-01-16 23:17
なんて素敵なのでしょう。
手摺木木版和装本・・・
美しく粋な作品にうっとりです。
画集、
開くたびに夢のような世界に誘われることでしょう。
お写真で拝見しているだけでもうっとりします。。。☆

本当に、いつも素敵な世界をご紹介くださって、
感激です☆
Commented by kirafune at 2015-01-17 10:55
♪katsuさん

芸艸堂さん、暖簾もシブくて、
かっこよかったです。
手摺り木版画は写真でいうなら
フィルムの感覚でしょうか。
なんとも味わい深いですね。
雪佳さんの絵に注目するなんて
エルメスさんもやるなあと思います。
パリでは北斎展も開催され
日本ブームということでした。
「エキゾチック・ジャパン」なのでしょうね。
Commented by kirafune at 2015-01-17 10:56
♪eiさん

冒頭のワンコがかたつむりを見ている
『狗児』という作品は神坂雪佳の代表作で、
芸艸堂さんの看板商品のようです。
私も京都学の師匠に教わりました。
eiさんは、加藤晃秀さんの作品の方がお好みですか。
画集、見応えがありましたよ。
棟方志功も迫力あって、素晴らしいですね。 
壁に掛けて楽しまれているとは
本物シコウのeiさんらしいですね^^
Commented by kirafune at 2015-01-17 10:56
♪アラックさん

寺町さんぽは歩いているだけで
目からうろこの楽しさです。
これだから京都通いはやめられません。
Commented by kirafune at 2015-01-17 10:57
♪すずさん

シンプルで粋な作品に、
ぐぐっと引き寄せられます。
引き算の美というのでしょうか。
京都の美しさが、限られた枠の中に
凝縮されているように感じます。
写真でもそういうところを
目指したいと思いました^^
Commented by miyakokoto at 2015-01-21 00:00
ご無沙汰して居ます<(_ _)>
又違った京都の味わいを魅せて頂き嬉しいです!
良く見つけてこられますネ
kirafune さんも絵を描いて下さいヽ(^o^)丿
Commented by kirafune at 2015-01-21 23:17
♪miyakokotoさん

こんばんは!
今夜は冷えますね~。
お元気ですか?
むかしは私も墨絵を描いていたのですが、
今では筆をカメラに変えて、
フレームというキャンバスの中に
世界を切り取っている毎日です。
by kirafune | 2015-01-15 23:56 | 京都 | Trackback | Comments(10)