鉄輪温泉 水色のベンチ

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御主人さまは僕をけむに巻いて何処へ行っちゃったの?
我が家の住まいと暮らし





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町中の至る所で湯けむりが上がっていた。

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ここは別府の鉄輪温泉。

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地獄蒸し工房では、野菜や様々な食材が温泉の湯気で蒸されていた。


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昭和50年代まで「熱の湯」「洗濯湯」の源泉として活躍していた「熱の湯源泉跡」。

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町中には無料の足蒸し湯や

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100円で入れる温泉があちこちにあった。

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この日は雨降りで女湯に誰も入っていなかった。

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近くには扉を開けっ放しの木造アパートがあった。

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長逗留の湯治客が泊まる入湯貸間というものらしい。

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「昔、パリ音楽院の学生だったの。
一流のピアニストを目指して・・・ショパン・・・・ドビュッシー、初めてのリサイタルの夜、
ピアノの蓋が手に落ちてきて、指が三本だめになって・・・
夢がこわれたわ。
あとは私と、この犬さえが食べていくのに、やっとでした」
風呂上りに、入湯貸間の泊り客の女が隣室の男性に話しかけているのを想像した。
男は女の話をまっかな嘘と知りながら、うんうんと頷いてあげているのだった。恋は水色のベンチで。






by kirafune | 2017-10-17 00:42 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by doitsuwine at 2017-10-17 12:58
またまた最後の女の嘘にKirafune worldが全開です。
なんでも物語にしてしまえる天性に脱帽です。
足湯なんぞにゆっくりと浸かりたい今日このごろです。
Commented by kirafune at 2017-10-17 19:48
♪doitsuwineさん

あは^^
何でも自分の側に引きずり込んでしまう癖があります。
普段からぼおっとしている時が多いのか、
空想ばかりしています。
いい加減、地に足をつけて生きていかないと・・・。
と言いながら、いい湯加減で、湯に足をつけて生きてます。
Commented by ericanada at 2017-10-22 09:01
2人のお話は、最後の写真のベンチでされたんでしょうか?
ペンキが剥げかかったベンチの様子で、嘘話の哀れな雰囲気がわかるような・・・。
一枚目のワンちゃんは、バッグが盗まれないように番犬してるのかな?かわいすぎて番犬にならないかもだけど。
Commented by kirafune at 2017-10-28 23:17
♪ericanadaさん

雨に濡れた古いベンチを見た時、
私のなかで湯治客の会話が
囁くように聞こえてきました。
1枚目のワンちゃんは、確かに可愛い過ぎました。
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