京都桜紀行2017③ ~旧徳力彦之助邸~
2017年 04月 18日
私の桜ショット&お花見弁当
漆芸家の徳力彦之助氏が今から80年前に、自ら設計して建てた住宅兼アトリエだ。
入口正面の門扉は、金具にも趣きのある、手斧削りだった。
現在は、康乃夫人の金唐革、次男竜生さんのステンドグラスの工房兼住宅として使われている。
「ギャラリー工房 チェリ デザイン」に電話して、見学に予約を入れた。
恐る恐る洋館の門をくぐると、彦之助氏のご子息・竜生さんが玄関で迎え入れてくれた。
徳力さんは、「英国の田舎家」に憧れていたといわれ、この館を建てる前に、大阪の倉庫に眠っていた300年前の英国豪華客船の部材を手に入れた。
現代でも傷みがない立派な木材でできた階段を昇っていくと、美しいキャンドル型のステンドグラスから外の光が射しこんでいた。
2階の内部も客船のステンドグラスや床材、調度品を随所に取り入れ、チューダー朝時代の英国の館にいるかのような錯覚を覚えた。
椅子は300年前のものとは思えない、素晴らしい作りだった。
竜生さんはステンドグラスのアクセサリーや銀細工などを販売する傍ら、趣味の骨董集めもしているため、
部屋の中はアンティーク雑貨やランプでいっぱいだった。
時々、テレビや映画などのロケにも使われ、先日も劇中の殺人犯の住む館として登場したとか。
玄関下のスロープにクリスマス・ローズが密やかに咲いていた。
300年前の海上を進む豪華客船のきらびやかな夢が、ステンドグラスからの仄かな光を通して、垣間見えるような気がした。
京福電鉄嵐山本線太秦駅の南、太秦小学校の校庭に面してチューダー・ゴシックの洋館があります。漆芸家の徳力彦之助が英国客船の調度品を購入して、自ら設計した住宅兼アトリエです。 現在も「ギャラリー工房 チェリ デザイン」として、世界的にも数少ない「金唐革(きんからかわ)」作家の徳力康乃さんの工房兼ギャラリーに使われ続けています。また息子の竜生さんは主としてステンドグラスのアクセサリーや銀細工などを販売。ガラスのフュージングの製作体験もできる工房でもあります。 徳力は、かねてより「英国の田舎風住宅」に憧れ...... more
実は私もこういう単体の御殿が好きです。
○○邸に惹かれます。
1Fにカフェがあると最高ですよね。
いつも美しい楽しみに拝見しています。私も始めて観ましたが、旧徳力彦之助邸のステンドクラスはすばらしいですね。私はゴシック・ロマネスク様式の美術に興味を持ってから、テンドクラスの美術に興味を持ち、楽しむようになりました。建物や内装も風格がありますね。私が手がどかないようなお金持ちはこんな家に住んでいるのでしょうか。途中に花の写真を入れているのは、雲母舟産の心使いを感じます。
今年は体調が悪く生まれてはじめてでしょうか、桜の花見をせずに春が終わりそうです。外出できる範囲がかぎられているので、ひたすらオペラやずっと前に行った美術展の鑑賞記を一人寂しくブログに書いていました。やることがないので内容はかなり力が入っていますが。
こちらは以前から、イラストレーターのナカムラユキさんの著書で見て
行きたいと思っていたところでした。
今回、思い切って訪れてよかったです。
とてもロマンのある館でした。
1Fは徳力さんの作品が並ぶギャラリーになっていましたよ。
こんばんは!
こちらのお邸のステンドクラスは
本当に素晴らしかったです。
古いけれど、初めて拝見し、新鮮でした。
そして、傷みのないのに、驚きました。
ホンモノは色褪せない、
そう感じました。
体調が悪いときは、あまり外出する気にならないですね。
ご無理されませんように。
お大事になさってください。
こんばんは!
あいりすさんは、私のなかで、
大海原をいく豪華客船に乗った、
白いドレスを着た貴婦人のイメージです^^
船が苦手とおっしゃるのは、さて?
私はいつだったか、荒天の勝浦沖、
釣船の上で地獄を見ました^^
ステンドグラスは豪華客船で一体何を見たのでしょうか?!
こんばんは!
そうなのです。
京都には素晴らしい洋館が数多く残っていますね。
平安神宮の創建も明治に入ってからですし、
その当時の先人たちの意気には
圧倒されてしまいます。
&ohさんも春の京都に行かれたのですね。
私は京都から今回、名古屋へも立ち寄りました。