子供の未来 in 神代植物公園

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今日は「こどもの日」。

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伸び盛りの私たち。

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人生という大空のキャンバスに、これから一体どんな絵を描いていこうか。

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今はまだそっと格子の中から外の世界を覗いてる。
ちょっぴりの不安を感じながら。

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でも、いつかは足を踏み入れる大人の世界が、素敵な所だったらいいのにと思ってる。

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宝石みたいにきらきらしている人や出来事に沢山出会いたいし、

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桃色の恋もしてみたい。

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そして、いつかは自分と一緒に歩いてくれる人がみつかるといいな♪

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最後は広い広い場所に出て、思いっきり、地球の空気を吸いたい。
だって、折角生まれてきたんだもの。

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たとえ、どんなに小さな花でもいい。
さあ、外に飛び出して、自分の可能性を輝かせよう!

(撮影4月24日)

神代植物公園
東京都調布市深大寺元町5-31-10
電話:0424-83-2300
営業:9:30~16:00
休み:月曜日・年末年始
料金:500円
# by kirafune | 2010-05-05 14:00 | 公園 | Trackback | Comments(16)

東御苑の薫風

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眩しい新緑の季節がやってきた。

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初夏の日差しの中、皇居東御苑を訪れた。

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二の丸庭園の雑木林の向こうには、

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5月の風が吹いていた。

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森の中で、シャガが咲く。

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誰が見ていようがいまいが、しっかりと大地に根を張って生きていた。

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池の藤棚では、上品な薄紫の花房がいい香りを漂わせる。

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ツツジが目に眩しい。

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諏訪の茶屋で、牡丹が花盛り。

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世界は明るい。
爽やかな季節がやってきた。

(撮影5月3日)

皇居東御苑
電話:03-3213-1111
営業:9:00~17:00(季節によって異なる)
休み:月曜日・金曜日
# by kirafune | 2010-05-04 12:14 | 庭園 | Trackback | Comments(16)

薬王院の牡丹

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東の長谷寺で、今年も花の王様、牡丹の花が咲いていた。

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いつもは静かな新宿区下落合の薬王院さん。
春牡丹の季節になると、賑やかになる。

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山門のところで、絞りの牡丹がお出迎え。

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境内では大輪の美人がすっくと立つ。

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鯛釣草は牡丹の仲間。
ハート型の蕾が愛らしい。
海老で鯛を釣るにも、愛嬌が必要だ。

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天高く、八重桜も咲いていた。

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西の長谷寺も、斜面に咲いているだろうか。

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いかにねて みえしなるらん うたたねの 夢より後は 物をこそ思へ
By 赤染衛門 新古今集

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うたた寝から目覚めて庭にこんな牡丹が咲いていたら、夢の続きを見ているような気がするかも知れない。
しばし、夢の世界に遊ばせてくれた、薬王院の牡丹だった。

(撮影4月25日)

東長谷寺 薬王院
東京都新宿区下落合4丁目8番地2号
電話:03-3951-4324
開門:9:00~17:00
料金:無料
# by kirafune | 2010-05-03 23:57 | | Trackback(1) | Comments(12)

宮川町の裏具

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最近、手紙を書いていますか?
人の「嬉(うら)ぐ」顔が見たい。
大切な人に心を込めて、お気に入りの便箋で、言葉を綴ってみよう。

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千本格子の美しい花街、宮川町。
四条大橋のひとつ南、団栗橋のたもとから南に延びる細い筋道。

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おっとっと、通り過ぎてしまうところだった。
風情ある街並みに溶け込んだ小さな文具店「裏具」(うらぐ)さん。

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昼間も暗い路地を抜けて、奥へ奥へ。

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目にも鮮やかな4畳程のスペースに、個性的な文具が並べられていた。

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100年前のお茶屋さんを改装した店内は

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独特の空間を作り出している。

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60種類以上はある、洗練されたデザインの葉書(137円)。
五重塔を背に背負った象の絵葉書「ゾウトウ品」が目を引いた。

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蛇腹式の一筆箋(840円)では、何を書こうか。

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遊び心を取り入れたぽち袋は、もらったら嬉しいだろうな♪

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「名入れ便箋セット」(14700円)は、長崎県・波佐見焼の上品な陶器に入って、注文してから2~3週間で、手元に届く。
自分の名前入りの便箋って、憧れる。
私は、上段にある、お手頃なメモ帳「まめも」(367円)をいくつか購入した。

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蛙が鳴くから、か~えろ。

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今春の京都旅行はこれでおしまい。
「また、来るね」
京の都に手紙を書きたくなった。
川端通に出ると、夕日を浴びて、最後の桜が咲いていた。

裏具
京都市東山区宮川筋4丁目297
電話:075-551-1357
営業:12:00~18:00
休み:月曜日
交通:祇園四条駅下車南へ徒歩15分
# by kirafune | 2010-05-02 18:18 | 京都 | Trackback | Comments(18)

然花抄院の然カフェ

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花・水・火、あなをかし。

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京都室町の噂のカフェ「然花抄院」(ぜんかしょういん)さんに、スマートな春風さんが連れて行ってくれた。

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ラッキーなことに、中庭を見渡せる窓際のソファ席に座れた。
ソファの色と芝生のグリーンがいい。

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数種類ある好みのお菓子とお茶をチョイスできる。
私は、「然かすてら」とお煎茶のセットを選んだ。
評判の「然かすてら」は、丹波の黒豆を食べて育った鶏の卵を使っている。
表面はカステラなのに、中は濃厚な新食感で、さっぱりとした煎茶によく合った。

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然花抄院さんは、「然カフェ」の他に、ショップやギャラリーも併設している。
Gallery 素形(SUGATA)は、人に媚びない、作家の素の部分を引き出しているそうだ。

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カフェからギャラリーに向かう途中に、おくどさんがあった。
京の町家を利用したカフェらしい。

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いつもは何かの仮面をかぶっている人間も、ここに来るとゆったりとしたソファに腰を下ろし、自然と肩の力が抜けるのかもしれない。
和みの空間には、爽やかな自然の風が吹いていた。

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ハイセンスなインテリアの中で頂く、紙焼きカステラの甘味が、旅疲れの四肢にしみわたってゆくようだった。

然花抄院
京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町271-1
電話:075-241-3300
営業:10:00~19:00
休み:月曜日
交通:地下鉄烏丸御池駅より徒歩約5分
# by kirafune | 2010-05-01 21:22 | 京都 | Trackback | Comments(12)

桜守の佐野邸

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空から祇園枝垂れ桜のシャワーが降り注いできた。

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桜守として有名な佐野藤右衛門さんの邸を訪れた。

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京都の円山公園や蹴上インクライン、内外の桜のお世話をしている佐野さん宅の庭は、桜の時期に公開してくれている。
邸内の床几に座り、人々が思い思いに上を見上げていた。

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植栽しただけでは健やかに育てることが難しい桜。

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美しい花を咲かせましょう。
桜守の技と心遣いが光る。

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その心が桜に伝わり、満開の花となる。
「お見事!」と言う他ない。

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茅葺き屋根のお宅は趣があった。

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佐野さんの桜園では、定番の枝垂れ桜から国内に2本しかない稀少な桜まで、約200種を保存しているそうだ。

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邸内を散策中、前を歩いているご婦人たちが話していた。
「佐野さんは、京都中の桜、日本中の桜のお世話をしてはるんやて」
「たった数日の開花のために、ぎょうさん時間かけてはるんやろなあ」

これからも佐野藤右衛門さんは、日本中の桜を守り続けていってくれるだろう。
伸びやかな枝ぶりの佐野邸の桜たちが、まばたきもせず頷いたかに見えた。

(撮影4月4日)

佐野邸
京都府京都市右京区山越中町13番地
電話:075-871-4202
料金:無料
# by kirafune | 2010-04-29 21:04 | 京都 | Trackback | Comments(18)

平安郷の観桜会

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広沢池の畔は満開の桜で彩られていた。

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なだらかな山並みの麓、広沢池の東側にある平安郷を訪れた。

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中へ入れば、1万5千坪の広大な庭が目の前に広がっていた。

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ここ平安郷は、MOA美術館なども持っている、さる宗教法人の敷地だった。

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毎年、桜の時期や名月の頃に、庭が市民に一般開放されている。
昼間は桜がかがり火の炎になっていた。

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庭園内には、小川が流れ、

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閑静な竹林の向こうには

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広沢池が広がり、来苑者が舟遊びをしていた。

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その様子を、黄水仙が眺めていた。

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広沢池越しの借景を楽しみながら野点をはじめ、雅楽の演奏なども催され、お弁当持参で近隣の市民が憩いのひとときを過ごしていた。
京都・嵯峨野の一角に佇む平安郷で、穏やかな気分の平安人になれたかもしれない。

平安郷の観桜会
公開:4月3日(土)~5日(月)10:00~16:00/18:30~20:30
料金:無料
# by kirafune | 2010-04-28 23:57 | 京都 | Trackback | Comments(10)

上賀茂の愛染倉

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上賀茂の空気感は、どこか洛中とは違う。

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4月初旬の上賀茂神社では、御所桜が満開だった。

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上賀茂神社から流れ出る明神川沿いに歩く。
神官の住宅が建ち並ぶ独特の社家町を通り、

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初夏を彩る杜若で有名な大田神社を通り過ぎると、

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その店はあった。
リストランテ愛染倉(あぜくら)さん。

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門を入れば、


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3000坪の広大な庭園の中に、築300年の倉が建っていた。
私の京都学の師匠おすすめのお店は、江戸時代の酒蔵を奈良から移築したイタリアン・レストランだった。

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ランチの3,200円のコースにした。
まずは「前菜の盛り合わせ」。
地元・上賀茂の京野菜をはじめ、有機野菜をふんだんに使った前菜は、彩りも鮮やかだ。

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パスタはトマト味。
水菜は「上賀茂の」と説明を受けた。
京野菜には「上賀茂産」と「亀岡産」があり、前者の方が歴史は古いそうだ。

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食事をしながら、囲炉裏の向こうの窓を見やれば、広い庭から光が射しこんでくる。

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メインも数種類から選べる。
私は鴨肉の林檎ソース添えにした。

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倉の高い天井は開放感がある。

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デザートの盛り合わせには、コーヒーもついた。

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「料理の味は素材とそれを料理する人の心で決まる」とは、シェフ千歳信也さんの言葉。
最近、読んだ小川糸の小説「食堂かたつむり」を思い出した。
心のこもった見事な料理だった。
師匠、素敵なお店のご紹介、本当にありがとうございました。

リストランテ愛染倉
京都市北区上賀茂岡本町30
電話:075-701-0162
営業:ランチ11:30~14:00/ディナー17:30~20:00
休み:月曜日(祝日の場合は翌日に振替)
交通:市営地下鉄 北山駅4番出口より徒歩15分(タクシー3分)
# by kirafune | 2010-04-27 00:04 | 京都 | Trackback(1) | Comments(13)

真如堂の桜案内

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いいから、ついといで。

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ニャンコのあとを追っていくと、三重塔の裏手で大きな枝垂れ桜がその姿を現した。

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秋には紅葉で有名な真如堂。
境内には、桜の木も数十本程ある。
本堂を覆うかのように咲く桜花。

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紅枝垂れも咲き、

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元三大師堂の前でも、大らかに枝を広げて春が咲いていた。

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人影もまばらな春の真如堂は、猫が花先案内してくれる、メルヘンチックな空間だった。

(撮影4月4日)
 
真如堂(真正極楽寺)
京都市左京区浄土寺真如町82
電話:075(771)0915
拝観:9:00~16:00
料金:大人500円 (境内無料)
# by kirafune | 2010-04-26 06:18 | 京都 | Trackback | Comments(16)

洛中桜巡り

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ぼくらはずっと見ていたよ。
六角堂の御幸桜が、この春のために、一年間せっせと幹の中で準備していたのを。

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それは、千本釈迦堂のおかめ桜とて、同じ。
桜の木の全体が、一時も休むことなく続けた、花を咲かせる活動の全て。
それらが、花の色となって現れていた。

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桜で糸を染めると、「匂うように美しい桜色に染まった」
染色家の志村ふくみさんは、著書にそう書いている。
草木染めの桜色は、花びらから煮出しているのかと思っていたが、実際は違うらしい。
桜色ではない木の皮や枝で染めている。
それも、花咲く直前の樹皮や枝でないと、艶のある桜色が出ないそうだ。

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西陣にある本隆寺さんの静かな境内でも、桜が枝の先々まで、花を咲かせていた。

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上品蓮台寺の紅枝垂れ桜は、正にこれから艶のある桜色の枝を空に向かって広げようとしていた。

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桜の名所、平野神社にも出かけた。
数年前に山口の両親を京都に招待し、ここ平野さんで花見をしたことがある。

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その時は北野天満宮の南側からぐるっと回って、平野さんの境内に入った。
今回は京都の友人に、平野さんから北野さんの北門に抜ける近道を教えてもらった。
あの時、この道を知っていれば、両親をあんなに歩かせることはなかったのに・・・。

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夕陽が平野神社の桜苑を染める。
地面から天に向かって伸びた幹の中から、命の精髄を全て注ぎ込んで生まれた花の色。
この桜色の光景を父と見ることは、もう叶わない。
今春、父は病に苦しんだ後、西の方へ逝ってしまった。

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もし、一人で平野さんの「寝覚桜」を眺めていたら、泣き出してしまったかも知れない。
一緒にいてくれた友達に感謝したい。
願わくば、仏の国での父の寝覚めが、素晴らしいものでありますように。

(撮影4月3日)
# by kirafune | 2010-04-24 23:40 | 京都 | Trackback(1) | Comments(18)