椿屋珈琲店 六本木茶寮

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今は椿の咲く季節。
椿といえば、『椿姫』が思い浮かぶ。
小説の中では、椿の花が恋の始まりに重要な小道具として使われていた。



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夜になるまで待ち時間があったので、地下鉄の出口を出てすぐの「椿屋珈琲店 六本木茶寮」に入った。

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大正ロマンの香りが漂う店内は、高級な雰囲気だった。
たまたま持参した本の中で、作家の小池真理子は
「恋は孤独を宿命とする人間の中に生まれつき具わったひとつの大きな他者との合一に向かった健康的な衝動」と書いていた。

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クリスタルのコレクションが白熱灯に照らされていた。
さすがは、六本木。
隣りの席では資生堂のシャンプー「椿」のCMに出てもおかしくないようなモデル風の美女二人がお茶していた。

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美しいロイヤルコペンハーゲンのカップで味わう本格サイフォンの珈琲は、香り豊かだ。
上質な大人時間を楽しんでいると、隣席の美女達の恋談義が聴こえてきた。
どうやら、お人好しで色白の青年社長と日焼けしたイケメンのサラリーマンに美女の一人が二股をかけているらしい。
すらりとした長い脚を組みかえて、小顔の美女が言った。
「だって、しょうがないの。どっちも好きなんだから」
健康的な衝動、大いに結構!
ストロベリーケーキを平らげた私は、太い脚を組みかえて珈琲をすすった。
その時ふと、色白の椿がぼとりと地面に落ちる音が聴こえたような・・・。
六本木の夜は刺激的。

椿屋珈琲店 六本木茶寮
東京都港区六本木6-2-35 ビア六本木ビル2F
電話:03-5785-3323
営業:9:00〜05:00/日・祝〜23:00
休み:なし
交通:地下鉄日比谷線六本木駅1番出口徒歩1分
by kirafune | 2011-01-31 07:50 | カフェ | Trackback | Comments(28)
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Commented by ログの大好きな徳さん at 2011-01-31 10:16 x
小説の中の世界のようです ♪
むさい山男には・・・・立ち入れない場所のようです。
Commented by 寅次郎 at 2011-01-31 16:11 x
雲母舟さん、こんにちは。
高級そうな喫茶店ですね。寅次郎の亀戸の焼き鳥屋とは別世界です。

そうそう、いつか鎌倉で女房と上品な甘味処へ入った事がありました。
私は甘味処へ入ったのは後にも先にも初体験です。
女房はカタカナ語の洋菓子を注文していましたが、私はナマコを肴に熱燗を注文しました。
甘味処に酒が置いてあるのを初めて知りました。
二人連れで片方は甘い菓子、片方は熱燗。
妙な取り合わせでした。(笑)

Commented by desire_san at 2011-01-31 17:54
こんにちは。このような造形の表現も面白いですね。
カンディンスキーが大きく重視したのは、仮面の緊張感です。それは、絵画でも写真でも同じたと思います。ロバートキャパの写真も、尾形光琳の絵画も画面に緊張感があります。私も画面に緊張感のある奢侈を撮りたいですが、難しいですね。

私のブログにコメントいただき、ありがとうございました。
Commented by むーみん at 2011-01-31 21:35 x
kirafuneさん、こんばんは。
小説の中に迷い込んだような気分です。
和花のステンドグラスも素敵。
サイフォンで入れたコーヒーも素敵。
優雅な気分になれますね(^^)
Commented by うえっち at 2011-01-31 22:51 x
趣のあるお店の装いに美味しいケーキ、いいですねぇ♪

「お人好しで色白の青年社長と日焼けしたイケメンのサラリーマン
。。。

やっぱり美女は、そういう人のとつきあうんですね~(^^;)
Commented by kirafune at 2011-01-31 23:13
♪徳さん

山男はもてますよ!
試してみてください^^
Commented by kirafune at 2011-01-31 23:18
♪寅次郎さん

亀戸の焼き鳥屋さんも、グーですね。
こんな寒い日の夜はきゅっといっぱい。
鎌倉の上品な甘味処って、どちらでしょう?
ナマコと熱燗も出てくるなんて、
話せるじゃないですか!
寅次郎さん、左党なのに、甘いものがお好きな
奥さまに付き合われて甘味処に入られたのは、
優しいですね^^
熱燗もあって、よかったです。
Commented by kirafune at 2011-01-31 23:23
♪ desire_san さん

なぜだかわからなかったのです。
自分でも、カンディンスキーの絵が好きな理由が。
好きなのに、理由はいらないとはよく言いますが、
なるほど「仮面の緊張感」ですか。
ロバート・キャパが京都のお稚児さんを
撮った写真があるのですが、
その写真が特に私は好きです。
確かに、緊張感がありますね。
光琳の梅も2月には京で
咲き始めるでしょうね。
今年は見られるかな。
Commented by kirafune at 2011-01-31 23:25
♪むーみんさん

ステンドグラスのあるカフェって
雰囲気があって、いいですよね。
珈琲もおいしいとあっては、
つい長居してしまいました。
Commented by kirafune at 2011-01-31 23:29
♪うえっちさん

美女がステレオタイプのありがちな男性と付き合うのは
ちょっとつまらないです。
安アパートに住む、無口で武骨な山男を
好きなってごらんなさい!
と言いたいです。
そこにドラマが生まれるのに。
もし、隣りの席の話がそんな展開だったなら、
話に参加しちゃったかもね。
断然、応援しますよ、私は山男を^^
Commented by shino at 2011-01-31 23:46 x
椿のステンドグラス、素敵ですね~。

小説は、小池真理子の『恋』でしょうか(^^

荻窪にもカウンターだけの小さなスタンドコーヒー店のような『椿屋珈琲店』があります。
でも、コーヒーはやっぱり美味しいんですよ♪

六本木ナイト、刺激的ですね。
Commented by ひろ at 2011-02-01 01:49 x
こんばんは^^
なんともハイカラな。。
グッと来ますね^^
Commented by Tompei at 2011-02-01 07:55 x
お、椿屋ですね。
銀座界隈にいくつかお店があって利用したことがあります。
スタバのようなコーヒーショップもいいけれど、時にはこういう落ち着く喫茶店でゆっくり珈琲をいただきたいですね。
小池真理子の小説はずっと昔、いくつか読みました。
Commented by kirafune at 2011-02-01 08:16
♪shinoちゃん

小池真理子の本は『永遠の宿題』というエッセイでした。
『椿屋珈琲店』は荻窪にもあるのですね。
珈琲の味、苦味があって、おいしかったです。
職場の若い子たちに言わせると
六本木もお台場も、デートでよく
行っているそうです。
刺激のある、面白い場所なんでしょうね。
Commented by kirafune at 2011-02-01 08:17
♪ひろさん

「ハイカラ」という言葉が
しっくりくる、
そんなお店でした。
Commented by kirafune at 2011-02-01 08:21
♪Tompeiさん

銀座にもありました^^
珈琲1杯900円というのは、
少々高いような気もしますが
たまには優雅な気分に浸れるのも
いいかなと。
私には、小池真理子の小説が縁で
友達になった人がいます。
女性に人気の作家さんですね。
Commented by miyabiko at 2011-02-01 09:29 x
椿のステンドグラスに惹かれました。
とても素敵なお店ですね。
私もおいしい珈琲飲みたくなりました。
ところで、近くの席の人の話が何となく耳に入ってしまうってありますよね。
つい聞き耳頭巾になったりして^^;
全く違うタイプの人を好きになる気持ちわからないでもないです。恋する女は欲張り!?
小池真理子に反応した私。
そして、雲母舟さんの「健康的な衝動、大いに結構!」
大いにウケました。もちろん同感です(笑)
Commented by しなこじ at 2011-02-01 17:28 x
大正ロマン漂う店内素敵ですね。
隣席の美女達の恋愛談義、大正時代でもきっと同じような内容の
お話しはあったでしょうね、いつの世も・・ですね。

Commented by kirafune at 2011-02-02 06:41
♪miyabikoさん

美人って、周囲の視線を意識するのでしょうか?
こちらをちらちら見ながらおしゃべりしていました。
少し孤独で人に話を聴いてもらいたいところも
あるのかなと思いました。
小池真理子さん、今頃、雪深い軽井沢の家で
大きなワイングラスを片手に、次なる小説の構想を
練っているのではと想像しています。
週末ああたり、図書館で借りてみようかな?
miyabikoさんも、面白い小説を読まれたら
また教えてくださいね。
Commented by kirafune at 2011-02-02 06:47
♪しなこじさん

大正時代の女子の恋愛談義、
おそらく今と同じだったと思います。
女性はおしゃべり。
でも、男性は自分の恋愛の話は
友達同士であまりしないらしいですね。
女の子の話題はよくするのにしても。
男女では脳味噌が違う。
そういうところが、恋愛小説を
面白くさせているのかもしれませんね。
しなこじさんの視点が、私は面白かったです。
そうきたか!と。
Commented by arak_okano at 2011-02-02 08:55
アラックです。
趣があるお店ですね、ゆっくりとコーヒーを楽しめる、バグースな空間ですね。
でも、ジャージ姿のアラックには似合いません。
勘違いをしてビールを頼んでしまいます。
Commented by りん at 2011-02-02 15:34 x
こんにちは!
大正ロマン漂う素敵なコーヒー屋さんですね!
名前がまた粋な感じですね。
六本木は素敵なお店があるんですね〜
こういうところでお茶をすると
とても優雅な気持ちになれそうです^^
昔はコーヒー苦手で飲めなかったのですが、
今はブラックで楽しめるようになりました。
ここでお茶してみたい!
Commented by kirafune at 2011-02-02 22:15
♪アラックさん

ビールあったかな?
ジャージでの来店も意外に
かっこいいかもしれません。
だって、ご近所さんみたいで^^
ヒルズ族?
Commented by kirafune at 2011-02-02 22:19
♪りんちゃん

こんばんは!
「椿」に目をつけたのは、資生堂より
こちらのカフェの方が早かったみたいですね。
りんちゃんは、ブラックですか。
大人だ^^
黒木瞳似の美人が椿屋で
ブラックコーヒーを飲む図。
撮らせてくださいね~。
サイフォンで丁寧にいれた
珈琲の味は格別ですよ!
是非今度お試しを。
Commented by すうすう at 2011-02-04 22:33 x
こんばんは♪

なかなかコメント書き込めなくてごめんなさい。
六本木ではないけれど、今の職場の近くにあってものすごく気になっていました。
そうか~、こんな感じのお店なのですね。
これは早速出かけなければ!
いつもワクワクするお店情報をありがとうございます^^
Commented by kirafune at 2011-02-05 11:20
♪すうすうさん

こんにちは!
この数日、寒さが和らぎましたが
その後、、お元気ですか?
すうすうさんのお勤め先の近くにも
「椿屋」さんがあるのですね。
なんだか素敵なカフェでしたよ。
お子ちゃまはいません。
大人の空間ですね。
今度、是非に~^^
Commented by きり at 2011-02-07 22:39 x
先月、銀座の椿屋へお友達に連れて行ってもらったばかりです。
雰囲気も良く、美味しいコーヒーで楽しいひとときを過ごしました。
その直後、六本木のお店の前を通り過ぎ、今度はこちらへと思っていたところでした。
写真、本当にステキ!
Commented by kirafune at 2011-02-07 23:03
♪きりさん

コメント、ありがとうございます^^
「椿屋」さん、銀座にもありましたね。
六本木店、大人の雰囲気で、
私もいいなと思いました。
珈琲もケーキもおいしいし^^
次回、銀座を撮りに行ったとき、
今度はきりさんの行かれた銀座店にも
寄ってみますね。
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