今、熱い「カラヴァッジョ展」

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今、上野の国立西洋美術館が熱い。



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「乾杯!」

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ほろ酔い気分の「バッカス」も祝杯をあげていた。

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東京・上野にある国立西洋美術館は「近代建築の巨匠」と呼ばれたフランス人の建築家、ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建造物。

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今年の7月にも世界文化遺産に登録される見通しとなったその国立西洋美術館で今、「カラヴァッジョ展」が開催中。

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イタリアのバロック期を代表する画家、カラヴァッジョ(1571-1610)の名作を紹介する展覧会。
今回の目玉は、なんといっても、世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」だろう。
リアルな表情に見入った。

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会場に入ってすぐの展示が風俗画の「女占い師」だった。
ワルくて美しい女占い師が身分の高いおぼっちゃまの手相を占う隙に指輪を抜き取る様子が描かれていた。
時代を超えても伝わる画家の簡潔な表現に、只者ではない才を見た。

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劇的な明暗法によって浮かび上がるシンプルでリアルな人物表現は、西洋美術史上最も偉大な巨匠の1人であり、イタリアが誇る天才画家の名にふさわしい凄みがあった。

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「エマオの晩餐」の光と影の描写、その臨場感に息を呑んだ。

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カラヴァッジョの技法は、ルーベンスやラ・トゥール、レンブラントなど、その後の多くの画家たちに影響を与えた。
ラ・トゥール 「煙草を吸う男」

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ピントが人物よりも果物に合っている、その主題の明確さ、簡潔な手法に、現代の我々も学ぶべきものがあった。
天才カラヴァッジョと巨匠ル・コルビュジエの両方を楽しめる西洋美術館が、今、熱い!

2016年3月1日(火)~2016年6月12日(日)
日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展
東京都台東区上野公園7-7 国立西洋美術館
電話:(03)5777-8600 (ハローダイヤル)
営業:午前9時30分~午後5時30分(毎週金曜日:~午後8時)
休み:月曜日
料金:1,600円
交通:JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分

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by kirafune | 2016-05-21 11:40 | 展覧会 | Trackback | Comments(12)
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Commented by o-rudohime at 2016-05-21 11:58
カラヴァッジョ展へ行ってきました。
若冲展に比べ空いていてユックリ鑑賞できました。
51点の作品の内見知った絵もありこれだけの作品が見れる幸せを感じます。
Commented by suzu-clair at 2016-05-21 19:51
上野には若冲だけでなくカラヴァッジョまで来ているのですね!
光と影の表現・・・すごいですね☆

↓の春のお写真、
改めて、春ってこんな素敵な季節だったんだな・・・
と、うっとりしました。

優しい光の暖かさと、
見事な桜、
春の美しさを改めて感じて、
四季があることの素晴らしさに、
感謝がわいてきました。
いつも素敵なお写真をありがとうございます☆

Commented by kirafune at 2016-05-22 08:28
♪o-rudohimeさん

「カラヴァッジョ展」にo-rudohimeさんも行かれましたか。
同じ上野で開催中の「若冲展」は320分(5時間以上)待ちとか。
私も横目で都美術館のなが~い行列を見て
素通りで西洋美術館に行ってしまいました。
ゆっくり名画を観られて幸せでしたね^^
Commented by kirafune at 2016-05-22 08:40
♪すずさん

「若冲展」はちょっと異常なくらいの人気です。
チケットはあるのですが、行くのは諦めました。
後日、若冲の絵は相国寺承天閣美術館や
三の丸尚蔵館などで
ゆっくり拝見したいと思います。
京都の春の想出帖も見てくださり、
ありがとうございました。
続きもちょこっとあります。
また、よろしくお願いします。
Commented by desire_san at 2016-05-22 13:11
こんにちは。
kirafuneさんもカラヴァッジョ展を見てこられたのですね。絵画のポイントを上手に切り取って、kirafuneさん独自の表現でカラヴァッジョの絵画の魅力を表現しているのはすばらしいと思いました。写真家のkirafuneさんならではの美しい表現だと思いました。

私は長々とぷんょうに書くことでしか表現できませんが、私なりにラヴァッジョの絵画の魅力と、なぜカラヴァッジョが美術史を塗り替えるほどの影響力を持ったのかを考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。トラックバックも大歓迎です。
Commented by zeiss1221 at 2016-05-22 23:01
こんばんは。

中に入るまでの行列が凄いとか・・・
待ち時間320分と聴いたときは呆気にとられました。
それだけ待っても見る価値はあるんでしょうね。
並ぶことと待つことが苦手な私には・・・(;'∀')
Commented by kirafune at 2016-05-23 06:18
♪desire_sanさん

おはようございます!
desire_sanさんのところで
カラヴァッジョの魅力について、
また美術史上の影響力について、
あらためて丁寧な解説をしていただき、
さらに画家に対する理解が深まりました。
今回の展覧会では画家の人間性にも
スポットを当てていて、
とても興味深かったです。
ありがとうございます。
TBさせていただきました。
よろしくお願いします。
Commented by kirafune at 2016-05-23 06:23
♪zeissさん

おはようございます!
「若冲展」は中に入るまでが
5時間待ちなのですね。
炎天下でそんなに待たされるなんて、
くらあ~っときてしまいそうです。
お船なら・・・(笑)
Commented by zeiss1221 at 2016-05-24 22:08
いくらなんでもお船でもそんなに待つことはありませんよ~(;'∀')
せいぜい1時間かな?
AISや観音崎の通過時刻などから割り出すと、一時間も待たなくて済みます。
Commented by kirafune at 2016-05-25 08:28
♪zeissさん

お船の時間をちゃんと調べ上げて
動かれてますからね~、zeissさんは。
走って追いかけたり、ちょっと待ってみたり・・・。
でも、好きだから苦にならない。
楽しいですね♪
Commented by しなこじ at 2016-06-01 08:00 x
おはようございます。
「伊藤若冲」展の会期の終わり近くは3時間待ちとの情報に諦めました。
「カラバッジョ」を見に行ってきました。
「女占い師」「果物籠を持つ少年」「バッカス」などの
人物の豊な表情がよかったように思いました。
もちろん話題の「マグラダラのマリア」も。
400年も前江戸時代の初期にこの世を去った人だったのですね。
昨日イタリア語教室でようやく仕上げた感想を述べました。
カラバジェスキを始めて知りました。

Commented by kirafune at 2016-06-01 08:11
♪しなこじさん

おはようございます!
しなこじさんも「若冲展」はあきらめましたか。
3時間待ちはきついですものね。
カラバッジョが江戸時代の初期の人と伺うと
日本人はまだちょんまげを結っていた時代ですね。
イタリアは文化が進んでいたなあと思います。
しなこじさん、イタリア語のレッスンを
続けていらっしゃって、素晴らしいです。
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