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雲母(KIRA)の舟に乗って

東京と京都の街角でキラッと光る揺らぎの瞬間を拾った写真&エッセイのブログです♪


by 雲母舟

人生の旅 ~東山魁夷~

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いままでなんと多くの旅をしてきたことだろう。






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原田マハさんもおすすめの本・東山魁夷画伯著の「風景との対話」を読んだ。
読み終わって本を閉じ、テレビをつけると、偶然にもNHKの「日曜美術館」で
東山魁夷の特集をしていたので、見入ってしまった。






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番組では画伯が生涯旅して、丹念にスケッチを繰り返し、
それをすべて芸術に昇華させていったことを紹介していた。






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感動のあまり、私は家にあった「京洛四季」の頁をめくってみた。






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幼い時から青年期まで病気がちだった。







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両親の愛憎、兄弟の若い死。
父の家業の倒産。






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芸術上での長い苦しい模索。
戦争の悲惨。






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でも、そんな人生の困難もそれ故に生の輝きを感じ、掴むことができたのかもしれない。
そう、画伯はポジティブに述懐していた。






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「道」

私は生かされている。野の草と同じである。
生かされているという認識によって、いくらか救われる。

いままでなんと多くの旅をしてきたことだろう。
これからもずっと続けることだろう。
旅とは・・・自然の中に孤独な自己を置くことによって、
解放され、純化され、活発になった精神で、
自然の変化の中にあらわれる生のあかしを見たいから。



昨日、安倍晋三元首相が、人生の道半ばで、突然凶弾に倒れた。
これまでの67年間、運命や病に翻弄され、大変な人生だったように見える。
ご冥福をお祈りします。


Tracked from dezire_photo.. at 2022-07-10 00:28
タイトル : 世界遺産・一面が緑に染まった絶景が楽しめる庭園
西芳寺「苔寺」SaihojiTemple (kokedera) Moss Temple西芳寺は、京都市西部に位置する臨済宗単立寺院で、山号を洪隠山と称します。境内一面を覆う苔の美しさから、「苔寺」として親しまれている西芳寺は、35,000平方メートルにおよぶ境内一面を覆う120余種の苔の庭園の美しさから、国の特別名勝及び史跡にも現在指定されています。「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されています。... more
Commented by teineinakurasi2 at 2022-07-09 15:04
kirafuneさん、こんにちは^^
東山魁夷さんの番組、「日曜美術館」
私も見ました^^
唐招提寺に話も含め感動的でしたよね。
父が昔画集を買っていたので大好きで幼い頃からよく
眺めていました。
東京で何度か展覧会に行きましたが、感動で
いつも胸がいっぱいになります。
東山魁夷さんの絵が好きで数年前に信濃美術館にも
足を運びました^^
「京洛四季」も東山さんが切り取った京都の風景が好きで
山種美術館にも行きました。
唐招提寺の障壁画を描くにあたって
真摯に風景と対峙し何年もかけてスケッチ旅行を重ねた後鑑真和上へ見せたい日本の風景画を描いた後
鑑真和上の故郷、中国へも出向き初めて「水墨画」を完成。
いつか、鑑真和上の命日に障壁画を見るのが今の一番の夢です^^

原田マハさんの本、是非読んでみたいです。
お気持ちを共有できて嬉しいです。
Commented by kirafune at 2022-07-10 09:35
♪sakuraさん

おはようございます!
sakuraさんも「日曜美術館」で東山魁夷の特集をご覧になったのですね。
唐招提寺の障壁画のくだり、本当に感動的でしたね。
私は不覚にも泣いてしまいました。
唐招提寺に行って、直にあの障壁画を拝見したい。
私も夢です。
子供の頃から、画伯の絵に魅せられて、大好きでした。
原田マハさんの人生をも変えたおすすめ本「風景との対話」の内容も素晴らしいです。
ますます東山魁夷が好きになります。
お気持ちが共有できて、私もほんと嬉しくなってしまいました♪
Commented by nonkei7332 at 2022-07-10 11:27
kIRAさん こんにちは
東山魁夷 大好きです 6年前に
九州国立博物館で 東山魁夷展が ありました
多くの作品を食い入るように見ていたのを覚えています
特に 〈京洛四季〉の締めを飾った 『年暮る』
京都ホテルの屋上から 鴨川沿いの家並みの
大晦日の牡丹雪の降る光景を書いた絵ですね 
思い出しました
ありがとうございました。

Commented by meife-no-shiawase at 2022-07-10 11:51
東山魁夷記念館が私が日本に帰ると必ずお参りに行く
市川の中山の法華経寺の近くにあるんです。
何度か行ったことがありますがkirafuneさんは
ご存知でしたか?
ちょっと西洋風の建物があってなかなか素敵です。
作品は多くない印象ですが、機会があれば是非♪

ランニングであの辺りもよく走っています。笑。
Commented by kirafune at 2022-07-11 20:14
♪nonkeiさん

こんばんは!
nonkeiさんも東山魁夷画伯の絵が大好きとは
嬉しいですね^^
九州の国立博物館でも展覧会があったのですね。
『年暮る』は私も大好きな作品で、
こんな風景をいつか雪の京都で
写真に撮ってみたいものだなあと
いつも思っています。
Commented by kirafune at 2022-07-11 20:16
♪メイフェさん

市川の東山魁夷記念館は憧れの美術館なのですが、
今年の5月から改修工事をしていて、
展示室に入ることができないらしいのです。
あの辺り、メイフェさんの庭ですね。
8月いっぱいは休館みたいなので、涼しくなったら、
行ってみたいと思っています。
HPなどで見ると、お城みたいな建物がとっても素敵ですね。
by kirafune | 2022-07-09 08:14 | | Trackback(1) | Comments(6)