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雲母(KIRA)の舟に乗って

東京と京都の街角でキラッと光る揺らぎの瞬間を拾った写真&エッセイのブログです♪


by 雲母舟

常夏 ~絵草紙源氏物語~

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京の夏は暑い。


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「絵草紙 源氏物語」(田辺 聖子著)の頁を古民家カフェでめくっていると、





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さっきまでいた公園の池の睡蓮が本にも出てきた。






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欧風カフェ「達磨堂」さんの





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天井は高い。





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ランプの灯りに照らされながら、






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「常夏」の章を読み進めた。






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とくに堪えがたい暑さの日、源氏は東の釣殿に出て涼んでいた。
夕霧や、内大臣家の子息たちもやってきて、源氏は喜んで迎えた。






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桂川の鮎、賀茂川の石伏などという魚を、目の前で調理させる。
酒が出、氷水が取り寄せられる。
水飯などを、青年たちはにぎやかにさざめきつつ食べた。






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私は青年貴族たちに対抗して、お冷を取り寄せ、水ようかんを食べた。






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風はよく吹き抜けるが、雲ひとつない快晴の夏空で、蝉の声もあつくるしい。

と、ここまで読んで、外の救急車の音にハッとする。
千年後の「常夏」にも睡蓮が涼し気に咲いているけれど、用心されよ。
光源氏や十二単の姫君たちが令和の世にワープしたら、全員熱中症になるに違いない。
岡田嘉夫氏の美しい挿絵に見入りながら、ぼんやり思った。


東京都葛飾区水元5-17-13
電話:03-3609-4497
営業:11時~21時
休み:月曜日(月曜日が祭日の際は営業)
交通:JR金町駅南口よりバス4番(金61・63)乗車「そよ風園前」で下車後徒歩1分


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ブログテーマ:【ギフト券プレゼント】夏の1枚コンテスト 2022
Commented by meife-no-shiawase at 2022-07-26 21:59
本の挿絵とkirafuneさんが実際にご覧になっている
水元公園の蓮がなんともいえずマッチしていますね~。
kirafuneさんも源氏物語の中に出てきそうですよ~。
絶世の美女として♪

お蔵入りの写真へのコメントありがとうございます。
きちんと一軒一軒、記録をしておけばよかったのですが
一体どこのお店だっけ?だったり、この麺、どこの?
のような写真が多くて・・・。
行ったらすぐに感想をφ(..)メモメモしておかないといけないですね。
Commented by kirafune at 2022-07-27 07:16
♪メイフェさん

古典好きな旧友に昔言われたことは、
「貴女は平安時代だったら、すごい美人だったかもね」。
髪の毛の量が人並以上に多いからだそうです^^
絶世の美女といえば、メイフェさんですよ。
YouTubeなどで拝見するお姿の美しいこと!
特に目がキラキラできれいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

朝ごはんも開拓に行かれる日々のメイフェさん、
膨大な数の写真に、あれ、ここどこだっけ?ということ、やっぱりありますよね。
私も記録してなくて、過去写真の食べ物群、どこのお店か不明なことあります。
不明な食べ物写真は削除するにしても、周辺の街の様子とかはとっておいてほしいです。
そこに時代が映っているから。。。
習っている写真家の先生に、とにかく撮影したものは全部捨てないで残しておきないと、よく言われます。
PCからハードディスクに移しておくと楽ちんですよん。
Commented by greenkatastumuri at 2022-07-27 19:44
同じ常夏でも、十二単を着ていた平安時代は今よりずっと涼しかったでしょうね。
シニア講座で、現役の高校の先生の『源氏物語』の授業を受けました。
昔目を通しましたが、もう一度挑戦したいと考えていました。
『絵草紙源氏物語』、紹介していただき感謝です。
Commented by kirafune at 2022-07-29 09:16
♪greenkatastumuriさん

平安時代の南極は今よりももっと
氷河が分厚かったでしょうから、
十二単もなんのその、令和の夏よりも
はるかに涼しかったのではと想像しています。

「源氏物語」はいつの時代にも読者の胸をときめかせますね。
私は田辺聖子版で全巻を読みましたが、本当に面白かったです。
こちらの絵草紙は挿絵が妖しく美しく、読みやすいですよ。
by kirafune | 2022-07-26 06:03 | カフェ | Trackback | Comments(4)