タイムスリップ・ランチ ～韻松亭～

「鐘は上野か浅草か」

寛永寺の鐘がごお～んと鳴れば、松に韻（ひび）いたその昔。

令和の世で、明治へのタイムスリップを試みた。

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上野の森の一角に雰囲気のある佇まいを見せる韻松亭(いんしょうてい) さん。

明治8年創業の老舗料亭に、科学博物館の「海」展鑑賞後、出かけた。

2階へ上がると、

緑の見える窓際のカウンター席に案内された。

上野の森の緑が見えた。

予約時に頼んでおいたのは、花籠膳の「月」(2,950円)。

吟味した素材を手間暇かけて仕込んだ料理の数々に舌鼓を打つ。

籠の中には、よせ豆富　生湯波　生麩田楽　蟹真丈　海老酒煮　近江赤蒟蒻　里芋　南瓜　茄子。

それに、茶碗むし、季の焼物、豆御飯、赤出汁がついた。

デザートは笹巻き麩万頭だった。

食後は「韻松亭」隣りの花園稲荷へ。

レトロな気分が味わえる都会のオアシスで、一瞬、鐘の音が聞こえた気がした。

韻松亭

東京都台東区上野公園4-59

電話：03-3821-8126/050-3628-5024（予約専用ダイヤル）

営業：11:00～15:00／17:00～23:00

休み：年末年始

交通：ＪＲ「上野」駅下車徒歩８分・京成「上野」駅下車徒歩５分

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