
百数十年の時を経て、近代日本の夜明けを見た。
群馬県の富岡市にある「富岡製糸場」が世界遺産になったのは今から10年前の2014年。
それ以来、いつか訪れたいと思っていた。
年始に、妙義山のグランピングに泊まった帰り、初めて訪れることができた。
富岡製糸場は、明治5年(1872年)に操業を開始した、
明治政府が日本の近代化のために初めて設立した模範器械製糸場だった。
140mもある国宝の繰糸所には、
昭和62年の操業停止まで使われていた自動繰糸機がそのまま保存されていた。
創業当初は技術伝播のため、全国から女工さんが集められたという。
西置繭所は3年前に保存整備工事をして、内部はガラスの展示室が作られて見応えがあった。
ガラスの向こうの壁には、昔の新聞紙が貼り付いたまま、残されていた。
115年間、繭の保管庫として使われていた建物の廊下を、沢山の女工さんが行き来する姿を想像してみた。
フランス人技術者のための洋館前に、バラが咲いていた。
富岡製糸場で作られた最高級の生糸がアメリカに輸出されるまでになったのは、勤勉な日本人の努力の賜物だろうか。
製糸場は明治26年に民営化され、その後昭和14年から昭和62年まで片倉工業によって稼働し続けた。
1956年のカレンダーがまだボイラー蒸気釜所の壁に画鋲で止められたままだった。明日に続く・・・。
(撮影:2024年1月4日)
群馬県富岡市富岡1番地1
電話:0274-67-0075
開場:9:00~17:00 (受付は16時30分まで)
休み:年末(12月29日から31日まで)
料金:1,000円 ※オプションのガイドツアーは別途200円要
交通:上信電鉄「上州富岡」駅下車後徒歩10分
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