
そこには、日々の生活の中で静かに宿る美が在った。
いよいよ、河井寛次郎の作陶の現場へ。

陶房の入口で石の招き猫がお出迎え。

素焼窯にも神がいる。

中庭の光が入る陶房には、当時の道具類が揃っていた。

そして、記念館の一番奥にある登り窯へ。

20代の頃、初めての京都ひとり旅でこの登り窯を訪ねた時のことを思い出した。
あれから30年以上の時が流れた。

当時の私もこの窯の中へ入った気がする。
今も同じ場所に変わらず在ることに感謝したい気持ちになった。
窯の中の部屋から部屋へと炎の駆け上がる様を想像してみた。今は静かなこの場所で。
身近な日常の暮らしの中に美を見出した河井寛次郎の心がそのまま表現された記念館の佇まいに、訪れる者も安らぎを覚えた。
それは人間と人生を心底大切にした陶芸家に神が授けた感動の形だったのかも知れない。
(訪問日:2024年3月22日)
京都市東山区五条坂鐘鋳町569
電話:075-561-3585
開館:10:00~17:00(入館受付16:30まで)
休み:月曜日(祝日は開館、翌日休館、夏期・冬期休館あり)
交通:京阪電車「清水五条」駅より徒歩10分
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