かくれ里のお面 ～油日神社～

白洲正子さんの「かくれ里」を読んで以来、ずっと行ってみたかった。

甲賀忍者の総社・油日神社を初めて訪れた。

廻廊付きの楼門が雨に濡れていた。

今回は随筆家・白洲正子さんの著作「かくれ里」でも絶賛されていた

神事で使われていた福太夫面を見たくて、

神社に隣接されている甲賀歴史民族資料館へ。

これが正子さんも見に訪れた中世のお面。

甲賀忍者もこんなお顔をされていたのだろうか？

このお面と、ずずい子という木製の人形が一対のものとして、展示されていた。

普段は鍵がかかっていて、中に入ることができない資料館。

今回は電話予約して行ったので、神主さんが案内してくれた。

先祖代々、地域の人たちと一緒に豊かな文化財と伝承を守り抜いてきた。

甲賀武士の誇りがそうさせたのか。

映画やドラマのロケ地としても使われることが多い油日神社。

最近では、朝ドラ「ブギウギ」や、草彅剛主演の映画「碁盤斬り」でも使用されたとか。

中世の神社の景観が今も残る甲賀忍者の拠り所は静けさの中に強さを秘めていた。

（撮影：2024年3月23日）

油日神社

滋賀県甲賀市甲賀町油日1042

電話：0748-88-2106

甲賀歴史民俗資料館（油日神社に隣接・要予約）

入館料：大人:200円、学生:150円、小人:100円

交通：ＪＲ草津線「油日」駅下車徒歩30分

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