うろ子姫と師走の東京を駆け巡る① ～旧島津公爵邸～

やっと念願が叶った。

姫とのおデートは公爵様のお邸からスタートした。

清泉女子大学は五反田の高級住宅街の坂の上にある。本館の旧島津家本邸見学ツアーの抽選に何度目かの挑戦でやっと当たったので、



エキサイト人気ブロガーのうろ子姫をお誘いして、先日行ってきた。それなのに、私ったら、待ち合わせの五反田駅に３０分も遅刻してしまい、姫と二人三脚で駅から大学まで猛ダッシュ。集合時間ぎりぎり５分前に正門前にぜえぜえ言いながら到着した。



うろ子さんはデートの初っ端から汗だくで走る羽目になり、申し訳ないことをしてしまった。それなのに怒ることもなく、噴き出る汗を拭いながら見学を楽しまれているうろ子さんが


私にはマリア様に見えた。あれっ、マリア様が生意気そうな子供を踏みつけにしている？！



ともあれ、出産にぎりぎり間に合ったパパの気分で見学開始。



島津家のお邸は、玄関入ると




２分でステンドグラス。


本館内にあるアールヌーボー様式のステンドグラスは全てシンメトリのデザインで構成されていた。


「丸に十文字」島津家の家紋が目を引く。


今は清泉女子大学の本館として授業の教室にも使われている旧島津公爵邸は



大正6(1907)年、英国人ジョサイア・コンドルの設計で建てられて貴重な建物だ。

コンドルさんは上野の岩崎邸や旧古河庭園の洋館も設計した人で、天井にあしらわれたバラの花が好きだったらしい。



当時のままの暖炉の色もブルーで美しい。



こんな素敵な建物で勉強できる学生さんたちがうらやましい。


ステンドグラスのデザインも凝っていて、


斜めから見たり、上から下から見たり、視線を動かすことで、模様が菱形に見えたり、雫に見えたり、見え方が変化して、面白かった。



学生さんの説明のあと、３０分の自由な撮影タイムはあっという間に過ぎた。



本当は姫をエスコートして公爵のお邸を優雅に観て回るプランが朝から姫を猛ダッシュさせてしまう波乱の幕開けとなったけれど、素晴らしい島津家を後にして、二人は次なる目的地に向かった。
（撮影：2024年12月6日）

旧島津家本邸

東京都品川区東五反田3丁目16-21清泉女子大学本館

電話：03-3447-5551

見学：春5～6月、秋10～12月（春・秋ともに月２、３日程度）1日2回・各回定員30名

申込：フォーム

時間：約60分

料金：無料

交通：JR「五反田」駅徒歩8分