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雲母(KIRA)の舟に乗って

東京と何処かの街角でキラッと光る揺らぎの瞬間を拾った写真&エッセイのブログです♪


by 雲母舟

人間の大地 〜野町和嘉写真展〜

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その瞳にノックアウト!

「カイラス山を巡礼する娘。西チベット」 1990年 © Kazuyoshi Nomachi





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梅雨明けした晴れの日に、世田谷美術館を訪れた。




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世界各地でその土地の風土や人間を半世紀にわたって撮り続けてきた写真家、野町和嘉さんの作品展
「野町和嘉 人間の大地」が、今、砧公園の世田谷美術館で開かれている。




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早速、中へ。




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野町さんは、25歳だった1972年、友人と訪れたパリで地図を購入した。
アフリカ大陸は思っていたよりも近かった。
その地図を手に、憧れのサハラ砂漠へと向かった。




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「巨大砂丘麓の放牧。アルジェリア」 1972年 © Kazuyoshi Nomachi
サハラの写真が認められ、野町さんはさらに外部の者が簡単には近づくことのできない土地を目指した。




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「夜を徹して行われるライラトル・カドルの礼拝。メッカ、サウジアラビア」 
1995年 © Kazuyoshi Nomachi




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映画「アラビアのロレンス」の世界が目の前にあった。
野町さんは、過酷な環境の中で生きる人々の姿に惹きつけられ、何十年も通い続けた。




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「10億人の聖地・イスラム宇宙の中軸メッカ巡礼は1400年の時を超え、
神との契約更新がと続けられています」
写真展の会場では、このコーナーだけ、撮影可能だった。




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なんて魅力的な瞳なんだろう。
野町さんの写真は、米誌「ライフ」、独誌「シュテルン」などに掲載され、
写真集がイタリアや日本、フランス、イギリス、米国で出版された。




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「診察を待つ母と子。 アムハラ、エチオピア」 1984年 © Kazuyoshi Nomachi




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乾いた土地で牛とともに生きる人々にとって、牛の尿や糞は不浄なものではない。
「雌牛の尿で髪を洗うヌエル族の少年。 南スーダン」 1981年 © Kazuyoshi Nomachi




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雄大な風景の中でそこに生きる人々の祈りの声が聴こえてくる。
「大祈願会で披露された巨大タンカ。甘粛省、中国」 1989年 © Kazuyoshi Nomachi





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政情悪化やスマホの急速な普及で、自称荒地願望症の写真家が撮った世界は急速に失われた。
今や二度と目にすることのできない「人間の大地」に、2025年の日本で生きる私は強い衝撃を受ける。
人の生きる意味や人生について、自らに問い直す程。

「サハラ」、「ナイル」、「エチオピア」、「グレート・リフト・ヴァレー」、「メッカとメディナ」、「チベット」、「アンデス」の7つのテーマで代表作が揃う写真展「野町和嘉—人間の大地」は、夏の間中、世田谷美術館で開催されている。

(撮影:2025年7月18日)

2025年7月5日(土)〜8月31日(日)
東京都世田谷区砧公園1-2 世田谷美術館
開館:午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
休み:月曜日 *ただし、7/21(月・祝)、8/11(月・祝)は開館。7/22日(火)、8/12(火)は休館
料金:一般1,400円、65歳以上1,200円
交通:東急田園都市線「用賀」駅より徒歩17分

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ブログテーマ:私の推し活!~推しは○○です~
Commented by cut-grass93 at 2025-07-20 20:30
スゴイ
圧倒される人種の違いと生活
スゴ過ぎてコメント何かかきたいけれど
何を書いたらいいのかわからない。
ターバンを巻いて少しだけ目を開けた顔の接写にも感動!!
Commented by meife-no-shiawase at 2025-07-20 20:31
ほんとにすごい…
何か目を離せなくなる強烈なものが
どのお写真からも発せられていますね。
kirafuneさんがお写真の前で動けなくなっている姿を
想像してしまいました。
すごい…。

台風休暇について読んで下さりありがとうございました。
日本も取り入れたら…と思いますが、なかなか難しい問題もあるようです。
Commented by kirafune at 2025-07-21 10:43
♪草刈真っ青さん

そうなのです!
アラビアのロレンス風のターバンを巻いた人の顔を接写した、
その被写体の人と写真家の心の距離の近さにびっくりです。
なかなか、ここまで鮮明に人の顔に迫った写真て、
関係性が近くないと、撮れないですよね。
そういう真に迫った作品が多く、圧倒されてばかりの写真展でした。
Commented by kirafune at 2025-07-21 10:54
♪メイフェさん

おっしゃるとおり、ひとつ一つの作品の前で固まってしまい、
なかなか動けないという写真ばかりでした。
平日の昼間に行ったので、じっくり作品を見ることができました。
今ではもう状況が変わってしまい、二度と撮れない写真というのが
この世にはあるのですね。
移り行く社会を撮っておく。
人の撮る写真には、AIにはできない、そんな役割もあるなあと思いました。

台中のモチモチクロワッサンは美味しそうですね。
日本にも、もちもちの米粉パンがあって、私は普通のサクサク系パンより好きなので、
ほんのり甘いマヨネーズ付きの台中モチモチクロワッサン、いいなあと思いました^^
Commented by GHQ1954 at 2025-07-21 14:29
まあ日本なんて ノホホンと生きている人とは 住む世界が違いすぎる
身近なら隣の国にだってあるだろう
凝縮すればアメリカにもある
日本がいかに ノホホンと生きているかよくわかる
水1杯の価値観 これを理解しないと 見る価値も無くなる
Commented by GHQ1954 at 2025-07-21 14:39
今の若い人には 到底理解できないだろうな
終戦後 何もないところで 生まれ育った我々は
水1杯も何もなく 泥水でも飲めるだけありがたいと
雨降ればドラム缶にためて 風呂にしたり ・・・・
私もよく畑泥棒しながら 食べ物取り合いましたよ 何もない時代でしたからね
今の若い人には 到底理解できないですよ 川も海も死体で山積みなんですからね
そのよこで 腹減ったら何をするのか 米なんて何もない 水もない そんな時代ですよ
こういう写真展 他人ごとではない 我々も経験してきたことです いずれアフリカも変わることでしょうが・・・・
見たことの経験は 決して他人事ではない
by kirafune | 2025-07-20 09:09 | 展覧会 | Trackback | Comments(6)