フランス館でみつけた小さな瞳 〜大阪・関西万博〜

まさか、万博のフランス館でイリオモテヤマネコの小さな瞳に出会うとは！

大阪万博で人気のパビリオン・フランス館は事前予約なしでも当日並べば入場できる。

平日だったためか、30分程で煌びやかな館へ入ることができた。

人生劇場へようこそ！

舞台の緞帳を思わせる幕が揺れ動く螺旋階段に誘われ、「愛の讃歌」という物語の中へ入った。

ノートルダム大聖堂のガーゴイルが幻としてではなく、目の前に実存していた。

オーギュスト・ロダンの手の彫刻が人間の創り出す美の世界への入口にふさわしい。

ブランドの価値とは・・・

万人に知られていることと宇宙の中でその数が極めて少ないこと。

ルイ・ヴィトンに

ディオールなど、

フランスの誇るブランドの展示が洗練されていた。

火事に遭ったノートルダム大聖堂も、きっといつか奇跡の復活を果たすだろう。

フランスの世界遺産・モンサンミシェルとつながる

日本の世界遺産・厳島神社。

日仏の象徴的な建築を融合させた展示に、人間的な温かみを感じた。

絶滅の危機にある命を未来へどうつないでいくのか？

希少なイリオモテヤマネコの像が「自然を愛する」というテーマの象徴になっていた。

小さいながらも力強いメッセージを放つその瞳は、

美しい島の森や川のせせらぎさえも映し出しているかのようだった。

フランスといえばワインの国。

天からの恵みのような葡萄の房がフランス館の天井から伸びていた。

最後に、樹齢1300年のオリーブの木のパワーをみなさんへ。

大阪・関西万博に行くなら、フランス館は是非訪れてほしい場所のひとつだ。

「愛の讃歌」を歌いながら、あの小さなネコの愛の眼差しを間近で感じてほしいから。

（撮影：2025年5月27日）

2025年日本国際博覧会

2025年4月13日～10月13日

大阪府大阪市此花区夢洲

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